主要な構成要素 3
初期段階でのこれら2つの生態系の相互作用の結果が人造湖生態系であり、この系は独自の不安定な陸水化学的、物理的特性をもち、また底生付着藻類、プランクトン、大型無脊椎動物、脊椎動物、植物などの多様な群集と、いろいろの栄養水準での独自なエネルギー転移パターンとをもっています。
人工的な貯水により安定化した場合でも、自動的に天然湖沼の特性をもつようになるわけではありません。
夫然湖沼の特性は地質学的時間で追跡される諸因子に左右されるようです。
一般に、貯水池は天然湖沼の特徴的形態を欠除しています。
また、天然湖沼にきわめて特徴的な成層と厚い底質はまったく人造湖とは異なっています。石塚孝一氏によると、貯水池はもとの河川の最大水深よりは部分的には深くなりますが、ある場合には沖帯は事実上は定常的になり、したがって静水性生息地とふつう関連のある生物はすめなくなります。
形成された生態系は遠隔効果を生じます。
その条件は、たとえば水生あるいは半水生の湖岸植生の急激な生育をひきおこすのです。